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4/1 もとの成人

ニュースを見るとまたもとと同じ世代の人がたくさん亡くなってるよ。

事故であれ天災であれ病気であれ、すべての親は子供が死んだ時に、

「ごめんね、ごめんね」って思うの。

守れなくってごめんね、成人させてやれなくてごめんね、って…。

そして、自分を殺人者だって思っちゃうのよ…。

自殺はダメだから早く死なせてくれないかなー、って思って日々をやり過ごし、

生き地獄が殺人者の自分への罰なんだ、って思って生きていく…。

母もそうだったけど、でもどーせ罰は死んだ後に受けるんだろうから、

今日を境に、母の残りの人生は【生き抜く】ことに注力することにしたから^^

1997年4月1日。

もとを生んだ日は、桜が満開だったねぇ。

医者が早く帰りたくて、帝王切開の結果生まれてきたもとみ^.^

玉のようにかわいくて、幸せだった瞬間。

そして桜に祝福されているような気分だった。

あれから20年…。

いまもとみはここにいないけど、やっぱり母にとってはもとが成人した日だし、

今日は一緒にお酒を飲もう!!

もとが天に還ってから4年弱、街並みもTV番組もすっかり変わっちゃったよ。

公団の団地は潰されて、スケッチした大きな桜の木も切り倒された。

あなたが息を引き取った時に流れていた『笑っていいとも』もなくなっちゃった。

街も、TVもいろんなものが変わっていくから。

変わっていくこの世で生きなきゃいけないのなら、

死んでそっちに行けるその日まで、せいぜい人間らしく、

こすっからく、ゲスに生きないと、生き抜けないから。

『憎まれっ子世にはばかる』のように、神様は人間臭い悪人が好きみたいだし。

もとはほんとに『勧善懲悪』な子だったから、早く還らなきゃだったんだもんね。

もとがこの世にきたのは母に『学び』を教えるため、

そして、私の命を購うために、妹ももとも私の所にきたのだとわかってるから。

だからおそらく私はあと40年は生きるのだろう(笑)

40年悲しんでるだけでは生活できないからなー。

ひとまず、母は今日きみが20歳を迎えた、成人したと考えて、

今日から第二の人生に入るから。

母が天に還るまでしばらく待ってて!

とにかくもとみ、成人おめでとう!