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無195

 同じ毎日、同じことの繰り返し

 違和感だらけで

 それが当たり前で 

 それが正しいとさえ

 思い込んでいた

 ふと、聞こえた

 言葉の声

 それって、ただの妥協でしょう

 振り返っても誰もいない

 空耳のように微かな声

 殴られた感に胸がきしんだ

 鷲掴みされた思いに

 笑い方さえ一瞬

 忘れてしまってひきつった

 その声が連れてきた場所

 アタシは当たり前の

 その『前』に立った

 妥協じゃなく、一歩でも前にいたい

 言葉の声に傾けていたい

 そう、思ったから